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身の丈にあう

2017/01/11

所ジョージさんが、某ビールのコマーシャルでいいました。

「自分のことをすごい人間だと思うから落ち込むの。身の丈になっても、光ることたくさんあるからね」

といいました。

これって本当にそうだと思います。

 

ほめて育てることは大切だけど

発達障害をもつ子どもは、自分をモニタリングするのが苦手で

「あなたはすごい」とほめられ続けて「自分をすごい人」と思ってしまうと

イメージ通りにできなかったときの落ち込みがとても激しい。

あなたはかけがえのない人・・大切な人・・というほめ方

行動を具体的にほめることなどを意識することが、支援者には必要だと思います。

 

そうでないと、「すごい自分・・・でも、思った通りできない⇒パニック・怒り・不安」

となる、

身の丈に合うことを、選択できるようにすること

そのためには、自分の身の丈を知ることだと思います。

できないことがあっても、そういう自分をかけがえのないものとして、感じられる。

それは人と比較しないこと・・周囲の大人がそこに真摯に取り組むことだと思います。



身の丈にあうことを、真摯に取り組むことの大切さをどれだけ子どもたちに伝えらえるか?

あるお母さんは、「子どもの身の丈にあうことを、大人が選択することが難しい・・目標をその子に合わせて下げることが」

といい

「でもそのことが、本当に大切だと藤原さんのお話を聞いて、思いました」と、微笑んでいらっしゃいました。

 

これからも、様々な葛藤がお母さんの中ではあることは予測できますが

それでも、今回感じていただいたことは、心の中で響き続けると思います。

 

私の方が励まされました。ありがとうございました。