保育コーディネーター研修:全9回の講座が今日終了しました。
2市合同で実施してきた研修。毎回、熱心に受講いただき
またたくさんの質問をいただいて、熱い研修となりました。
今日は、今まで学んできた知識を生かして、園内研修を構築するグループワークを実施しました。
レクチャー・ワークショップ・リフレクション
この3つの構成を自由自在に組み合わせて
「子どもの認知を伸ばす遊び」「〇〇君を理解する」「子どもの心の声を聞く」「インシデントプロセス法での事例検討」
「子どもの観察のポイント」など、様々なテーマでの研修を作りました。
たぶん明日から、それぞれが研修講師になれるというくらい質の高い研修になりました。
自分の学びを人材育成に役立てる・・これが目標です。
研修を受講しての園での実践や自身の変化についても、意見交換したのですが
「研修を受ける前は、みんなと一緒にできない子どもにイライラした気持ちを抱いていた。この研修を受けて
発達は多様なんだと実感して、自分の視点が変わった。そうしたらすごく楽になった。発達にはそれぞれのペース
があり、困った行動もその子の発達の在り方だとわかったから。」
「子どもに寛容になれた。多動や衝動性の高さも・・まあいいか。とおおらかに子どもに接することができるようになった」
「こうしよう、ああしようとこちらのペースで声をかけていた時はうまくいかなかったけれど、子どもの気持ちに共感し、声をかけるように
なったら、子どもが素直に行動を切り替えてくれるようになった。共感しようとする心の余裕が自分にできたことで、子どもも私自身も
楽になったと思う」
など、ご自身の変化・・とくに発達特性を学んだことで、多様性への寛容さを持てたことの変化をたくさん語ってくれました。
そうなのです。どんなに知識と技術を持っていても、この多様性への寛容さがベースにないとうまくいかないことが多いのです。
みなさん、すっきりした顔で、研修を終えてくれて私も心からほっとして、うれしくなりました。
あと3市、2回の研修が残っています。最後まで全力で研修します!!